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Solaris関連

環境の設定

ディスクの準備

ディスクを使用する場合は、以下の順番でディスクの準備を行う。

1. ディスクをフォーマットし、パーティション(スライス)を分ける。

# format

2. パーティションにファイルシステムを作成する。

# newfs /dev/rdsk/c1t2d0s2

3. ディスクをマウントする。
※/etc/vfstabに書き込んで、再起動でもよい。

# mount /dev/rdsk/c1t2d0s2

/homeのオートマウントを解除する

Solaris9では/homeディレクトリはオートマウントデーモン(autofs)の管理下にあり、昔のようにユーザのホームディレクトリは/home配下には作成できません。

以下は/homeのオートマウントを解除する方法

  1. rootでログインする。
  2. /etc/auto_masterを編集し、/homeの行をコメントアウトします
    以下は修正例です。
  3. # Master map for automounter
    #
    +auto_master
    /net           -hosts             -nosuid,nobrowse
    # /home       auto_home       -nobrowse
    /xfn            -xfn
  4. オートマウントデーモンを再起動する。
  5. # /etc/init.d/autofs stop
    # /etc/init.d/autofs start
  6. /export/homeを/homeにリンクする。
  7. # rmdir home
    # ln -s /export/home /home

/homeのオートマウントを解除する

端末の設定

日本語が文字化けする場合

環境変数LANGをjaに設定する。(文字化けする場合、“ja_JP.UTF-8”等になっていることがある)

$ setenv LANG ja

製品ライセンスについて

Forte developer 6 update 1 のライセンスをクライアントとして使用する

ライセンスサーバの/etc/opt/licenses/licenses_combinedファイルを、クライアントの同一ディレクトリにコピーし、litコマンドでライセンスファイルとして登録する。

okプロンプト時のコマンド使用方法

okプロンプトについて


 okプロンプトはStopボタン+Aキーで出現するアボート状態のプロンプトである。


コマンド機能一覧


 okプロンプトでは以下のようなコマンドが使用できる。

コマンド機能
bootブートを実行
boot -rデバイス再構成を含むブートを実行
boot devicealias指定devicealiasのデバイスアリアスからブートを実行
boot device-path指定device-pathのデバイスパスからブートを実行
probe-scsi-all接続中のSCSIデバイスを全て表示
devaliasデバイスアリアスの設定を表示

デバッグ時のテクニック

dbxコマンド使用法(UNIXのみ)

動作中のプロセスの調査

動作中のプロセスにアクセスして、ソースレベルの調査を行いたい場合、以下のように指定する。(9999には調査対象のプロセスIDを指定)

# /opt/SUNWspro/bin/dbx  -  9999

上記のように入力するとdbxコマンドプロセスが調査対象プロセスに接続され、プロンプトはdbxのデバッグモードとなる。以下はdbxのソースデバッグで主に使うデバッグコマンドである。

コマンド機能
where現在の関数スタックを表示
print 変数名指定した変数名の値を表示
trace -file ファイル名指定したファイルへトレース結果を出力(標準出力する場合はファイル名にハイフン(-)を指定)
trace stepソーストレースを出力
trace change 変数名指定した変数名の変更をトレース出力
step次ステップまで実行(呼び出の時はステップイン)
next次ステップまで実行

coreの調査

強制的にcoreを出力する方法

デバッグ等でcoreを調査したい場合に、core出力箇所の変数の値を、正常時と異常時で見比べたい場合など、正常処理中のcoreが欲しい時はabort関数を使用する。

abort関数はSIGABRTを発呼し、強制的にプロセスを異常終了(core出力)する。


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