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ucd-snmp

環境設定関連

環境変数MIBS

ucd-snmpモジュールに読み込ませたいMIBモジュールを指定する。"ALL"と指定した場合（またはコマンドの-mオプションでALLを指定した場合）はMIBモジュールディレクトリ内に存在する全てのMIBモジュールを読み込む。環境変数MIBSを指定しない場合、以下のMIBモジュールを読み込む。
  SNMPv2-TC
  SNMPv2-MIB
  IF-MIB
  IP-MIB
  TCP-MIB
  UDP-MIB
  SNMP-VACM-MIB

環境変数MIBDIRS

MIBモジュールを探すディレクトリのリストをコロン区切りで指定する。デフォルトは/usr/local/share/snmp/mibsおよび$HOME/.snmp/mibsになる。コマンドの-Mオプションの指定しても同じ効果がある。

ucd-snmpのコマンド

snmptrapd

頻繁に使用するオプション

-P
-d

入力例

snmptrapd -P -d

snmpget

頻繁に使用するオプション

-d
-v level

入力例

snmpget -d -v1 xxx.xxx.xxx.xxx public system.sysUpTime.0

snmpget -d -v2c xxx.xxx.xxx.xxx public system.sysUpTime.0

snmpget -d -v3 xxx.xxx.xxx.xxx public system.sysUpTime.0

snmptrap

頻繁に使用するオプション

オプション 説明
-d パケットダンプ表示指定
-v level snmpヴァージョン(level)指定
-c community コミュニティ名(community)指定
xxx.xxx.xxx.xxx 送信先IPアドレス（またはホスト名）
'' 時刻指定で現在時刻を指定

snmptrapで用いるデータ型の指定

データ型意味
aIPアドレス
cカウンター
d10進数表記文字
i整数
nNull
oオブジェクト識別子
s文字列
tタイムチック
u符号なし整数
x16進数表記文字


入力例

snmptrap -d -v1  -c public xxx.xxx.xxx.xxx system.sysUpTime.0 localhost 1 0 ''

snmptrap -d -v1  -c public xxx.xxx.xxx.xxx system.sysUpTime.0 localhost 1 0 '' ifIndex i 1

snmptrap -d -v2c -c public xxx.xxx.xxx.xxx '' snmpModules

snmptrap -d -v2c -c public xxx.xxx.xxx.xxx '' interfaces ifIndex i 2
snmptrap -d -v2c -c public xxx.xxx.xxx.xxx '' interfaces ifIndex i 2  ifAdminStatus i 1  ifOperStatus i 1

snmptrap -d -v2c -c public xxx.xxx.xxx.xxx '' linkDown ifIndex i 2
snmptrap -d -v2c -c public xxx.xxx.xxx.xxx '' .1.3.6.1.6.3.1.1.5.3 ifIndex i 2

snmptrap -d -v2c -c public xxx.xxx.xxx.xxx '' .1.3.6.1.2.1.1.1
snmptrap -d -v2c -c public xxx.xxx.xxx.xxx '' .1.3.6.1.2.1.1.7

snmptranslate

頻繁に使用するオプション

オプション 説明
-m module
-M dir
-Tp
-TD

入力例









ucd-snmpの関数


snmp_parse_oid



	SOURCE：snmplib/mib.c

	SYNOPSIS：oid *snmp_parse_oid(const char *argv, oid *root, size_t *rootlen)

	DESCRIPTION：

	
引き数argvにはOID文字列（シンボル名による指定でもよい）を指定する。引き数rootにはoid型配列（配列数は引き数rootlenで指定した領域に設定）の先頭アドレスを指定する。関数snmp_parse_oidは、引き数argvに指定されたOIDをオブジェクトID毎に分割し、引き数rootの配列に１つづつ設定する。引き数argvに指定されたのがシンボル名によるオブジェクトIDだった場合は数値変換して設定する。また、そのオブジェクトIDが有効かチェックし、有効ではない場合は異常復帰する。

	
この関数を使用する場合、事前にMIBライブラリーの読み込み（init_snmp参照）を行う必要がある。

	RETURN VALUES：

	
正常に処理を終了した場合は引き数rootの値を復帰値として返し、引き数rootlenで指定された領域にOID数を設定する。異常終了した場合はNULLを返す。

	EXAMPLE SOURSE：apps/snmpget.c





init_snmp



	SOURCE：snmplib/snmp_api.c

	SYNOPSIS：void  init_snmp(const  char  *type)

	DESCRIPTION：

	
コンフィグファイルとMIBモジュールの読み込みを行う関数。

	
引き数typeには、呼び出すエンティティがコンフィグファイル上で使用しているラベルを指定する。

	RETURN VALUES：なし

	

	EXAMPLE SOURSE：apps/snmpget.c